ジャノメ 21年4―9月期/売上高は横ばいで推移/海外でのミシン販売台数は増加 (2021年11月11日号)

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 ジャノメの21年4―9月期(中間期)連結業績は、海外ミシン市場で世界的なコンテナ不足による物流問題や原材料高騰の影響を受けたものの、幅広い地域でおおむね堅調に推移したため、売上高は前年同期比0・1%減の212億2400万円と、横ばいで推移した。営業利益は同23.6%減の18億900万円、経常利益は25.1%減の17億9500万円だった。
 主力の家庭用機器事業では、中南米、ロシア、中東・アジア前年同期よりも17.7万台増加するなど好調だった。国内ミシン市場は、SNSを活用した情報発信に継続的に取り組むとともに、創業100周年を記念した消費者参加型の企画を実施。巣ごもり需要で獲得したミシンユーザーの定着とさらなる拡大に努めたものの、好調だった前期の反動から、販売台数は前年同期よりも3.9万台少ない11万台に留まった。
 これにより、海外・国内ミシンの販売台数は前年同期比2000台増の86万台に、事業全体の売上高は前年同期よりも5億3500万円減の171億400万円だった。営業利益は同7億500万円減の17億9600万円。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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