アマゾンジャパン/ID決済の手数料値下げ/物販ECは4.0%から3.9%に(2021年10月7日号)

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 アマゾンジャパンは10月1日、アマゾンのID決済サービス「AmazonPay」の、導入事業者にかかる決済手数料を、一部引き下げた。引き下げたのは、デジタルコンテンツ以外の商品・サービスの決済手数料。従来の4.0%から引き下げ、3.9%にした。
 「AmazonPay」は、アマゾンアカウントに登録されているユーザーの配送先情報や支払情報を利用して、Amazon以外のECサイトで決済できるサービス。アマゾンのIDとパスワードを入力すると、「AmazonPay」の導入サイトで利用できる。
 「Amazon Pay」のセキュリティーは、アマゾンにより保護されている。販売事業者のECサイトにおける、より安全な取引をサポートできるとしている。
 国内では現在、1万数千社の販売事業者が運営する、10万サイト以上で導入されているという。
 「AmazonPay」は、「ユーザーの利便性が高く、新規顧客がコンバージョンに至る割合が高い」と好評だ。一方で、「決済手数料が高い」という声も少なからず寄せられていた。
 コロナ禍でEC市場が拡大する中、「AmazonPay」を利用したいというEC事業者のハードルを下げるのが、手数料引き下げの狙いだとみられる。
 アマゾンジャパンでは「販売手数料の引き下げは、導入事業者のご愛顧に応えるもの」としている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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