ポーラ 中間期/営業利益20%増/美白新商品が好調で

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ポーラの15年1―6月期(中間期)における営業利益は、前年同期比20・4%増の54億3400万円だった。売上高は同0・9%増の501億1000万円と微増だったが、利益率が高い美白シリーズの新商品がヒットしたことなどにより大幅な増益となった。
 2月にリニューアル発売した美白化粧品と美白サプリメントのシリーズ「ホワイトショット」の売り上げが、当初の計画を上回ったという。「ホワイトショット」は高単価で利益率が高い。新商品のヒットで全社の利益率が改善したほか、中間期における顧客単価は同5・5%増だった。
 ポーラの販売員に支払う販売手数料が減少したことも増益の一因。販売手数料の料率は14年7―12月期(14年12月期の下期)の売り上げに基づいて決定した。「14年7―12月期はポーラの売上高がやや弱かったため(当期の)手数料率が下がった」(IR担当)と言う。
 下期は主力シリーズをリニュールし、新規顧客の獲得を図る。最高級シリーズ「B.A(ビーエー)」の処方やデザインを8月21日に一新。シリーズの発売30周年を記念し、全面リニューアルに踏み切る。シリーズの認知度向上と、エイジングケア市場におけるシェア拡大を狙い、広告宣伝費を前年比で増額する計画だ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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