ハンファQセルズジャパン/新技術搭載の太陽光発電投入/取付不可だった家屋への設置が可能に(2021年9月30日号)

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Q.SUPREMEの構成機器

Q.SUPREMEの構成機器

 ハンファQセルズジャパン(本社東京都、尹柱社長)は、MLPE(モジュールレベルのパワーエレクトロニクス)技術を採用した、住宅用の太陽光発電「Q.SUPREME(キュー・シュープリーム)」の販売を11月20日から開始する。MLPE技術を採用した住宅用の太陽光発電は、業界初だという。
 キュー・シュープリームの特徴は、太陽光パネル1枚単位での発電最適化やモニタリングを可能にするMLPE技術を搭載している点。MLPEは、太陽光パネル1枚ごとに搭載して制御する装置。MLPEを採用したことで、これまで設置できなかった、屋根に影のある住宅や狭小の屋根などへの設置が可能となり、太陽光発電を設置できる住宅の範囲が大幅に増えるという。また、1枚単位で管理するため、汚れや雪、鳥の糞、屋根の向きなどによる発電量違いの影響を最小化することにも寄与するとしている。
 すでに先行している、ドイツや米国では、住宅用の太陽光発電市場においてマーケットシェア1位を獲得しているという。グローバル市場で培ったビジネススキームを日本市場に投入して、日本の太陽光発電の普及と市場拡大に貢献していく。
 キュー・シュープリームは太陽光発電以外に、ソーラーエッジ(本社イスラエル)製のパワーオプティマイザやパワーコンディショナなども一緒に販売される。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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