富士山の銘水/浄水型サーバーがヒット/年間出荷台数10万台は射程範囲に(2021年9月30日号)

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浄水型ウォーターサーバー「エブリフレシャスミニ」

浄水型ウォーターサーバー「エブリフレシャスミニ」

 「フレシャス」ブランドで宅配水事業を展開する富士山の銘水(本社山梨県、粟井英朗社長)が4月に提供を開始した、浄水型ウォーターサーバーがヒットしている。同社が申し込み受付開始当初に掲げた、浄水型サーバーの年間の出荷台数10万台は、「達成可能な目標だ」(小鹿大輔取締役)としている。9月末時点では、ウェブ経由の申し込みが好調。10月から年明けにかけては、対面販売での営業展開を強化する方針だとしている。
 浄水型ウォーターサーバー「every frecious mini(エブリフレシャスミニ)」は、水道水をタンクに補充し、ろ過できるサーバー。冷水・温水機能を搭載。UV―LEDと高機能フィルターで不純物質を除去する。高さ47センチメートル・幅25センチメートルと、コンパクトで置き場所を選ばないサイズとなっている。
 富士山の銘水によると、浄水型ウォーターサーバーは、天然水サーバーに比べて、女性の申し込みが3割程度多いという。天然水の顧客のボリューム層は30代だったが、浄水型サーバーの顧客の年齢のボリューム層は40代とやや高めだという。「水の消費量が多いファミリー層にマッチしているのではないか」(同)と話す。

(続きは、「日本流通産業新聞」9月30日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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