ヒマラヤ/EC売上高200億円へ/24年までの中期経営計画策定(2021年9月30日号)

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 スポーツ用品小売り大手のヒマラヤは9月28日、24年8月期を最終年度とする3カ年の中期経営計画(中計)を公表した。EC事業を軸とした販売力の強化や、新規事業を成長への注力点とし、24年8月期のEC売上高を200億円まで拡大することを目標に掲げた。
 EC売上高は、21年8月期の約128億円から3年間で200億円まで拡大させる。22年8月期は前期比約10.1%増の141億円。以降は168億円(23年8月期)、200億円(24年8月期)を予想しており、年間ベースで約20%の成長を見込んでいる。
 ECの売り上げ規模拡大と、収益性向上への具体的戦略として(1)自社サイト「ヒマラヤ オンライン」の独自性と利便性向上(2)会員プログラム開発とロイヤルティー向上(3)マーケティング再構築と店舗・商品部門との連携強化(4)EC倉庫の運営強化─などを挙げた。
 売上高100億円規模まで拡大したEC事業のノウハウを生かした支援事業も強化する。グループ会社のコアブレイン(本社神奈川県)を通じて、ECサイト管理システムや撮影採寸支援アプリを提供。フルフィルメント支援や事業コンサルティングも手掛け、一気通貫のEC支援体制を構築する。

(続きは、「日本流通産業新聞」9月30日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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