アイスタイル 21年6月期/EC伸長が貢献/連結売上は前期比微増に(2021年8月26日号)

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 アイスタイルの21年6月期の連結売上高は、前期比1.3%増の309億5000万円だった。連結ベースのEC売上高は同38.9%増の79億300万円。店舗はコロナの打撃を受けたが、ECが伸長したことで前年と同水準の着地になった。
 連結営業損失は6億400万円(前期は23億2500万円の赤字)だった。ECの伸長や海外向けをはじめとした各事業の収益が改善し、赤字幅を縮小できた。営業利益率はマイナス2.0%で、前年から5.6ポイント圧縮した。
 ECは、特別企画「アットコスメビューティーデイ」をはじめとした企画や、継続的なマーチャンダイジングの強化を図った。海外向け事業のEC・卸売りは、マレーシアのEC運営会社を譲渡したことなどが理由で減収となった。
 経常損失は7億9500万円(同24億3800万円の赤字)、当期純利益は3億7900万円(同50億2000万円の赤字)だった。
 22年6月期の連結売上高は、前期比26.7%増の392億円を計画している。2ケタ増収とともに通期黒字化を目指すとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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