楽天/食品メーカー12社と連携/不適正転売などのモニタリング強化(2021年8月5日・12日夏季特大号)

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 楽天グループ(楽天)は8月2日、食品メーカー12社と適正な流通環境の構築に向けた取り組みについて合意する包括連携協定を締結した。ECモール「楽天市場」における不適正転売などのモニタリングを強化し、購入者の健康被害などを防ぐのが狙いだという。
 今回、協定を締結したのは、石屋製菓、鎌倉紅谷、クラブハリエ、ケイシイシイ、サンクゼール、ジェイ・ワークス、シュクレイ、新保哲也アトリエ、たねや、文明堂東京、ヨックモック、LINDT & SPRUNGLI JAPAN(リンツ&シュプルングリージャパン)の12社。今後も連携企業を追加する。
 協定に基づき、楽天は、「楽天市場」で販売される商品の安全性に関する調査や、不適切な転売行為、商品のモニタリングにおいて、メーカー各社と連携する。商品の流通環境の適正化に取り組むことで、「楽天市場」で販売される商品の品質や安全性の向上を図る。
 楽天はこれまでも、専門部隊を設け、ブランド模倣品などの権利侵害品や偽サイト、商品の品質表示における管理などの対策を実施してきた。今回は食品に関してメーカーと連携を進めたが、今後、他の商品ジャンルでも同様の取り組みを推進する方針だという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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