千趣会 15年12月期/105億円の下方修正/受注金額減少で通販売上不振

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千趣会は7月24日、15年12月期の連結業績予想を下方修正した。売上高は前回予想を105億円下回る1355億円にとどまる。消費税増税の反動が長期化しているとともに、販促施策の変更によって受注金額が減少。15年1―6月期(中間期)の売上高は、当初計画を58億3800万円下回る681億6100万円に修正している。中間期の業績から通期予想を下方修正した。
 通期営業益は前回予想の32億円から34億円の損失に修正。経常利益も35億円から31億5000万円の損失、純利益も20億円から44億円の損失に修正した。
 円安により商品原価が増加。さらに、売り上げ不振に伴うセール販売比率の上昇と、処分販売の増加による原価率の悪化が影響したという。純損失については、繰延税金資産の回収可能性の不確実性も加味した。
 同日発表した中間期における業績予想の修正は、営業利益が前回予想の10億5000万円から11億5400万円の損失、経常利益も同12億5000万円から10億6300万円の損失、純利益は同7億円を12億1900万円の損失に下方修正した。業績予想の修正に伴い、年間配当予想も従来の1株16円から8円に減配する。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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