ニトリホールディングス 21年3―5月期/EC売上高15%増/アプリ会員は1005万人に(2021年7月1日号)

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 ニトリホールディングス(HD)の21年3―5月期(第1四半期)における通販売上高は、前年同期比15.9%増の195億円だった。実店舗の営業制限が続く中、ECが引き続き順調に推移した。OMO施策の柱として注力するスマホアプリの会員数は、5月末時点で1005万人に達した。
 「新生活の必需品」特集をサイト内に設けるなど、時期ごとのニーズに合わせた情報発信が奏功、通販・EC事業は2桁増収となった。「ニトリ事業」におけるEC化率は同1・2ポイント増の10.9%に上昇した。
 VR(仮想現実)技術を活用したバーチャルショールームサービスの開始や、「ニトリアプリ」の機能拡張など、利便性向上に向けたOMO施策を推進している。アプリの会員数は、25年までに2500万人まで拡大することを目標としている。
 実店舗などの売り上げを含んだ連結売上高は、前年同期比24.0%増の2154億6100万円だった。前年度に連結子会社化した島忠の業績を反映したこともあり、大幅増収となった。
 営業利益は同15.0%増の427億8800万円、経常利益は同16.3%増の434億5100万円、四半期純利益は同14.1%増の291億800万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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