アルマード/ジャスダックに上場/卵殻膜原料の化粧品を展開(2021年7月1日号)

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 卵殻膜化粧品の製造・販売を手掛けるアルマードが6月24日、東証ジャスダックに上場した。通販事業者への商品供給のほか、自社通販を展開している。21年3月期の売上高は、前期比21.5%減となる45億4700万円だった。上場で認知度向上や業容拡大を図るほか、調達資金は広告費やブランディング費用に充当する。
 アルマードはTVショッピング販売(TV通販)、外部間接販売(外販)、自社直接販売(直販)を展開。
 TV通販はQVCジャパンに商品を供給し、QVCがテレビショッピングで一般顧客に商品を販売している。21年3月期のTV通販売上高は、前期比4.1%減の14億7800万円だった。
 外販はOEM製品の販売と卸販売を展開。前期のOEM販売は、売上高が同55.2%減の11億1700万円、卸販売は同3.7%増の2億3500万円だった。
 直販は自社ECサイトや他社ECサイトを通じて、アルマードが直接ECを展開している。直販の前期売上高は、同12.0%増の17億1500万円だった。
 21年3月期における売上総利益率は61.7%。売上高販管費率は50.1%となり、営業利益は同46.5%減の5億2700万円。経常利益は同45.4%減の5億3700万円、当期純利益は同43.5%減となる3億6700万円だった。
 アルマードは00年10月、卵殻膜を用いた化粧品・健康食品の製造販売を目的に設立。08年3月にはセシールから75%の出資を受け、セシールの子会社となっている。14年10月には、ディノス・セシール(現セシール)から58%の自己株式を取得し、子会社関係を解消した。
 17年9月には、アント・キャピタル・パートナーズの運用を受託するファンドが、アルマードの株式の過半数を取得している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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