BEENOS/越境ECで1位に/東京商工リサーチが調査(2021年6月17日号)

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 BEENOS(ビーノス)は6月7日、子会社が運営する越境ECの代理購入サービス「Buyee(バイイー)」が東京商工リサーチの調査で、国内の越境ECサイトの年間流通総額においてナンバーワンを獲得したと発表した。21年1―3月期(純第2四半期)の流通総額は前年同期比45.6%増になった。世界的に巣ごもり消費が拡大する中、ホビー関連需要の増加などが要因となった。
 東京商工リサーチは、「Buyee」を含む主要越境ECサイトの日本から海外への年間流通総額を調査した。「Buyee」は日本企業の越境ECをサポートする代理購入サービスとして、海外販売の障壁となる言語や決済、物流の問題を解消している。導入費用は無料で、すぐに世界118の国や地域へ販売できるようになる。
 「Buyee」は中国や東南アジア諸国連合(ASEAN)など多くの国からの受注が伸びる中、特に米国向けの流通総額が同119%増と大幅に拡大した。トレーディングカードやブランド品、カメラなどの流通が伸びている。
 20年から、新サービス「Buyee Connect(バイイーコネクト)」を提供している。タグを設置するだけで、自社ECサイト上に海外専用カートを設けることができる。より手軽に越境ECに対応できるという。
 BEENOSグループは、越境EC黎明期である08年から海外転送サービス「転送コム」事業を開始し、海外発送オペレーションやグローバルなカスタマーサポートなど独自のノウハウを培ってきた。これまで2500以上の国内ECサイトの海外進出をサポートしてきた実績がある。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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