アイビー化粧品 21年3月期/売上高1.8%の微減/スキンケア大幅減も、健食など伸長(2021年6月3日号)

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 化粧品訪販のアイビー化粧品の21年3月期における売上高は、前期比1.8%減の37億6200万円だった。コロナの影響で、対面での研修やセミナーなどが中止・延期となり、販売組織の拡大が鈍化したとしている。主力のスキンケアの売り上げは前期比で大幅減となったが、健康食品やヘアケア製品の売り上げは大幅に増加した。
 アイビー化粧品の21年3月期の営業利益は、5億1800万円の赤字となった。主力のスキンケア製品の生産調整で原価率が上昇したことなどが影響したとしている。
 「レッドパワーセラム」「ホワイトパワーセラム」をはじめとする、主力のスキンケア部門の売上高は、前期比27.5%減の19億7300万円だった。販売会社が在庫調整を行ったことなどが影響し、当初の販売計画から大きく乖離(かいり)したとしている。
 一方で、健康食品の「クレアスパーク」や機能性表示食品の「スリムケアプラス」、家庭用複合美容器「アイビービューティパートナー」など、美容補助商品の新製品の売れ行きが好調だった。美容補助商品全体の売上高は、前期比84.0%増の10億3300万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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