三和ペイント 20年12月―21年5月期/売上高18億円に/ウェブ広告などの施策が寄与(2021年6月3日号)

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 外壁塗装のテレアポ訪販を手掛ける三和ペイント(本社大阪府、木原史貴社長)の20年12月―21年5月期(第2四半期)の売上高は、前年同期比28・8%増の18億5000万円となる見通しだ。ウェブ広告への投資やコールセンター新設などの施策が増収に寄与した。
 19年から、グーグル広告などリスティング広告への投資を強化したことにより、ネットからの顧客の流入が増加しているという。同期間におけるネットから受注額は約5500万円となった。
マーケティング部の岡部藤祐次長は、「コロナ禍で対面を避ける動きの中で、ウェブでの集客が一定の役割を果たした」と話す。
 20年8月に兵庫県尼崎市にコールセンターを新設したことも増収を後押しした。現在、尼崎市のコールセンターには63人のアポインターが在籍している。20年11月期はコロナ禍の影響が強く、アポイントの取得件数が減少し、減収となった。コールセンターの新設により、アポイント取得数が上昇したことで売り上げの底上げにつながった。
 施工から10年目を迎えた既存顧客の掘り起こしや紹介が増えたことも、業績好調の一因になった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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