ANAP/中国版「ZOZO」/商品の販売を開始(2021年6月3日号)

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 自社ECサイトや、全国の実店舗でアパレルを販売するANAP(アナップ)は5月20日、ZOZOTOWN(ゾゾタウン)の中国版である「ZOZO」において商品の販売を開始した。
 商品の在庫は、日本国内の「ZOZOBASE(ゾゾベース)」で管理し、発注があるごとに中国に越境発送する。日本の「ZOZOTOWN」の出店者は、国内向けと同率の販売代行手数料で、中国市場に進出できるのだという。
 中国版「ZOZO」は、商品の販売だけではなく、日本のファッション文化を発信しているのが特徴。ANAPでは「ファッションメディアECサイト」と捉えているという。
 「ZOZO」では、ユーザーによるコーディネート投稿や、トレンドショップニュース、着こなしのポイントなどの情報も発信している。日本のファッション文化やファッションの楽しみ方を紹介しながら、中国での商品の購入につなげていくという。
 中国市場で同社の商品を求める声が挙がっていたこともあり、「ZOZOBASE」を通じて参入することを決定したのだという。市場の新規開拓を目指すとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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