いつも/中小ブランドの買収加速/日本M&Aセンターなどと協業

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 通販のコンサルティングや運営代行大手のいつもは6月2日、M&A仲介最大手の日本M&Aセンターや、そのグループ会社のバトンズと協業し、中小ブランドの買収・出資を加速する。今年4月に数年で200ブランドを買収・出資する計画を発表していたが、今回の協業で計画達成を早めたい考えだ。同様のビジネスモデルで急成長する米・セラシオの日本進出に対抗する狙いもあるという。
 いつもは今春から、魅力的な中小ブランド企業を対象に、買収や出資を行う事業を展開している。4月1日付でM&A推進のための専門部署「社長室・ビジネスデベロップメントグループ」を新設するとともに、意思決定のスピードを上げるため、子会社「いつもコマース株式会社」を設立していた。
 今回、日本M&Aセンターとバトンズと協業することで、買収案件の募集やデューデリジェンス、契約締結などのM&Aに必要な一連の業務を迅速化する。
 バトンズはM&A総合支援プラットフォーム「BATONZ(バトンズ)」を運用しており、日本M&Aセンターが扱わない中小企業のM&A案件も集めている。いつもと組むことで、売却案件の出口が見つけやすくなる。
 米・セラシオはアマゾンに出店しているブランドのM&Aを行い、自社のノウハウで成長させるビジネスモデルで、ユニコーン企業(時価総額10億ドル以上の未上場企業)になっている。今年3月には日本法人を設立し、日本での事業展開を本格化している。
 いつもはこれまで行ってきたクライアントのEC支援に加え、メーカーのオンライン特約店を作るサービス「ハンロー」や、M&Aや出資による経営支援のメニューを用意し、多角的にEC展開を図るメーカーを支援する。
 日本ならでは商習慣を理解し、「楽天市場」「ヤフーショッピング」など日本ならではのプラットフォームでの販売ノウハウを生かし、セラシオとの差別化を図る。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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