タスリージャパンが破産/負債総額が2.6億円に

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TASLY JAPANのサイト画面

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 中国の製薬会社「天士力(タスリー)」の日本法人で、健康食品や化粧品などをネットワークビジネス(NB)で展開する、TASLY JAPAN(タスリージャパン、本社東京都、范浩社長)は4月20日、東京地裁に破産を申請した。東京商工リサーチによると、負債総額は会員を中心とした債権者約1000人に対し約2億6000万円。
 中国で製薬会社などを展開する「天士力(タスリー)」と連携し、2007年に天士力(タスリー)グループの日本法人、天使力日本(現TASLY JAPAN)を設立して、ネットワークビジネス(NB)を開始。健康食品や化粧品、製茶などを販売していた。商品の宣伝などで会員が増加し、ピーク時の14年3月期には売上高約32億6000万円をあげていた。
 しかし、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う売り上げの不振で業績が悪化。月次の収支は赤字が続き、仕入れや会員へのボーナス支払いなどが困難となり、事業継続を断念したという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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