ほぼ日 中間決算/中間売上は同19%増/原価率改善で収益も向上

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 ほぼ日は、20年9月―21年2月期(中間期)の営業利益が前年同期比93.8%増の4億2500万円だった。売り上げが2桁増収となったほか、原価率の改善で収益が向上した。
 中間売上高は同18.6%増の37億7400万円。中華圏や北中米を中心に海外エリアで手帳の売り上げが伸びた。
 売上原価率は同5.5ポイント減の42.7%。発注数量の適正化などを進めたとしている。
 売上高販管費率は46.0%で、同1.1ポイント増となった。海外直営販路の増収に伴う発送費などの費用増と、本社移転などによる費用が発生したことによる。
 直販売り上げは同5億7300万円増の28億5400万円。売上高に占める直販の割合は76%で、同4.0ポイント上昇した。手帳以外の商品の売り上げも順調に推移したとしている。
 売上高の約6割を占める「ほぼ日手帳」の売上高は、同1.7%増となった。手帳以外の売上高は同58.9%増。
 アパレル、雑貨など全般的に前年の売上高を上回った。特に、糸井重里社長が企画・シナリオ執筆を行ったロールプレイングゲーム「MOTHER(マザー)」関連商品の売れ行きが目立つという。
 中間期の経常利益は同94.9%増の4億3200万円、純利益は同148.2%増の3億7300万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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