近鉄百貨店/EC売上100億目標/中期経営計画策定

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 近鉄百貨店は4月12日、21年度から始まる4カ年の中期経営計画を策定し、EC事業の強化を盛り込んだ。国内と越境を合わせたEC事業の売り上げは24年度までに100億円を目指す。
 リアル店舗の補完機能から、ポートフォリオの一角を担う事業としてECの成長を図るとしている。
 国内ECは、強みであるギフト、食品、化粧品に加え、生活の必需品や食料品、SDGs対応商品など幅広く提案するサイトの構築を目指す。さらに外部モールへの出店強化、BtoB領域の新たな卸ビジネスの構築にも取り組む方針。
 越境ECは、販路の拡大や商品力の強化に加え、国内外へのプロモーション強化で事業拡大を目指す。モールへの出店強化や、バイヤー向けサイトへの出店など、越境においてもBtoBの強化に乗り出す。
 現在、越境ECは中国がメインだが、「これからの取り組みの中で、中国以外の国にも広げていきたい」(広報)と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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