【データで分析!EC市場】 コロナ追い風は最大2.5倍に/「食品」「アウトドア」「オフィス家具」で顕著に

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 新型コロナウイルスは20年、EC市場に大きなゲームチェンジをもたらした。ゲームチェンジの結果、市場が急速に拡大したのは、「オフィス家具」「食品」「アウトドア」ジャンルだ。EC市場のデータ分析を手掛けるNint(ニント、本社東京都、吉野順子社長)のデータを基に、20年4―12月の9カ月間の各ジャンルの大手ECモールの売れ筋上位100位の商品の合計売り上げを前年と比較したところ、「オフィス家具」ジャンルは、前年同期間比2.5倍に成長したことが分かった(図表を参照)。家具メーカーの関家具では、「ECの売り上げが前年比で7倍に成長したオフィスチェアブランドもあった」(広報課)と話している。

■「価格」「機能性」が秘訣

 「オフィス家具」ジャンルでは、「オフィスチェア」「折りたたみデスク」「消毒液ポンプスタンド」といった商品が、前年と比較して、大きく売り上げを伸ばした。ニントのデータによると、19年4―12月の売り上げがわずか1万4000円だったオフィスチェアの商品が、20年4―12月では、300万円以上の売り上げを上げたという事例もあったという。
 関家具が販売するオフィスチェアブランド「Ergohuman(エルゴヒューマン)」の商品は、卸先の販売店における、EC経由の売り上げが、前年比で約7倍になったという。「エルゴヒューマンを除いても、オフィスチェアのECの売り上げは前年比2.5倍と大きく成長していた。オフィスチェアEC市場全体の伸長率も同様だった印象だ。コロナ禍の外出自粛によってEC利用が増加したことや、テレワーク需要による特需が発生したことが背景にある」(関家具 広報課)と話している。
 オフィスチェアの中には、急激に売れた商品と、緩やかに売り上げが伸びた商品とが存在する。関家具では、

(続きは、「日本流通産業新聞」」4月8日号で)

関家具が販売する「エルゴヒューマン」

松屋フーズが販売する「松屋牛めしの具」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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