フレッシュロースター珈琲問屋/21年7月期は7億見込む/2月以降は月商が40~50%増で推移

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 コーヒー豆やコーヒー関連の器具の卸・販売を行うフレッシュロースター珈琲問屋(本社神奈川県、佐藤光雄社長)は、21年7月期のEC売上高が、前期比20%増に当たる7億円を超える見通しになったことを明らかにした。20年8月―21年1月期(中間期)のEC売上高は3億5000万円。2月以降の月商も、前年同月比で40~50%の増収が続いているという。
 自社ECサイトではコーヒー豆を中心に販売している。楽天市場などモール店の主力商品はコーヒー器具だ。
 豊富なラインアップのコーヒー器具を取り扱っていることが、モール店の強みの一つとなっている。大手メーカーから海外メーカーまで、約3000種類の器具を取り扱っている。
 21年2月には、コーヒーミルの販促施策の一環として、モール店の商品ページに、取り扱う複数の製品の詳細な性能比較を掲載した。ミルの性能の違いを細かく顧客に伝えたところ、1万円前後の高品質なコーヒーミルの売り上げが大きく伸びたという。
 自社ECサイトでは21年2月まで、コーヒー豆のままの販売が65%、挽いた後のコーヒー粉の販売が35%だった。21年3月度にはコーヒー豆の販売比率が70%近い数値まで伸びたという。「コーヒー豆の状態で買っていただければ、販売に手間がかからないためありがたい。よりおいしく飲んでもらえるため、リピートにもつながりやすい」(通販事業部 松本拓也部長)と話す。
 「今後はモールでのコーヒー豆の販売や広告を強化していきたい。コロナから1年がたち、ここから前年を超えられるかが勝負」(同)と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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