フェリシモ 21年2月期/営業利益は15億円/新規・休眠増加で粗利が改善

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 フェリシモが4月7日に発表した21年2月期連結業績は、営業利益が前期比394.1%増の15億400万円だった。新型コロナウイルス感染症により在宅期間が増加する中、新規顧客数や休眠復活顧客数が想定を上回って推移。増収による売上総利益の増加が、大幅な営業増益につながった。
 売上高は同16.3%増の332億6000万円だった。内訳は「服飾・服飾雑貨」が同10.5%増の220億4600万円、「生活関連」が同28.4%増の97億3700万円、「その他」が同37.1%増の14億7500万円だった。
 返品調整後の売上総利益は180億5600万円で、前期比17.1%増。売上総利益率は54.3%となり、前期比0.4ポイント改善した。販管費は前期比9.5%増の165億5200万円だったが、増収効果により売上高販管費率は同3.0ポイント改善の49.8%となった。
 営業外収益8700万円および営業外費用8000万円を計上したため、経常利益は同313.8%増の15億1000万円、当期純利益は同252.0%増の12億8500万円だった。
 今後の新型コロナウイルス感染症の収束は不透明なため、今期はコロナの影響および効果を見込まないことにした。この結果、22年2月期の連結業績予想は、売上高が321億9400万円、営業利益は3億7700万円、経常利益は4億800万円、当期純利益は3億9000万円を予想している。

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