ユナイテッドアローズ／ＤＸ推進センターを新設／コメ兵出身の藤原氏を招へい

　ユナイテッドアローズは４月１日、ＤＸ推進センターを新設した。デジタル技術を駆使した新たな顧客価値の提供や、ＯＭＯ（オンラインとオフラインの融合）時代に向けたビジネスモデルの確立を推進する。同日付で、コメ兵でマーケティングやデジタル戦略を担った実績のある藤原義昭氏が、執行役員ＤＸ推進センター担当本部長、ＣＤＯ（チーフ　デジタル　オフィサー）に就任した。
　ＤＸ推進センターは、ＥＣサイトやＳＮＳなどを運営するデジタルマーケティング部、システム管理や情報セキュリティー管理などを行う情報システム部、自社ＥＣサイトのリニューアルプロジェクトを担当する自社ＥＣ開発室を傘下に持つ組織。デジタル技術を活用した業務効率化など業務改革機能も持つ部門になるという。新組織が取り組むテーマとして、（１）自社ＥＣサイトのリニューアル（２）サプライチェーンのデジタル化（３）接客活動のデジタル化（オンライン接客など）（４）商品開発から販売、宣伝といった活動を連携するためのデジタル技術活用（５）人事のデジタル化やタレントマネジメント─の５項目を掲げている。
　自社ＥＣサイトのリニューアルを皮切りに、顧客をより深く理解し、実店舗やＥＣサイト、ＳＮＳなどのチャネルを通じ、場所や時間の制約を超えたシームレスな接客サービスを提供したいという。