【本紙調査 20年通販・訪販健康食品市場景況】 〈通販は「上向き」〉〈訪販はまだら模様〉/素材の需要は「免疫」がトップ

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 本紙はこのほど、通販・訪販で健康食品を販売する企業に対して、20年の健康食品市場の景況感を問うアンケート調査を実施した。調査では、通販企業の66%が「上向いた」と回答。訪販では、「上向いた」「横ばい」がそれぞれ35%を占めた。「厳しかった」とする意見も21%あった。ニーズが高まっている訴求ポイントについては、通販・訪販ともに、「免疫」を挙げる企業が多かった。

■「財布のひもが固い」の声も

 通販・訪販の実施企業の内、健康食品を扱う企業を対象に、アンケート調査を実施した。景況感については、「上向いた」「前年と同じ」「厳しかった」「分からない」の四つの選択肢から選んでもらった。「ニーズが高まっている訴求ポイント」については、「免疫」「ダイエット」など、38項目の中から複数選んでもらった。
 通販では、20年の健康食品市場について、18社中12社(66%)が「上向いた」と回答した(表を参照)。「コロナ禍で健康志向が高まった」(キューサイ)「外出自粛によるECでの購入機会が増加した」(ディーエイチシー)といった声が寄せられた。

(続きは、「日本流通産業新聞」3月25日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ