エックスワン 21年1月期/売上高は42.7%減に/NB堅調もインバウンド需要激減で

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 ヒト幹細胞培養液を使った化粧品などを商材にネットワークビジネス(NB)を展開するエックスワン(本社東京都、市村智樹社長)の21年1月期の売上高は、前期比42.7%減の11億6900万円だった。NBの売上高は計画通りに推移したとしている。一方、新型コロナの影響で、免税品店での売り上げが大幅に減少した。
 親会社で、家電のECを運営するストリームの決算によると、エックスワンのヘルスケア商品の売上高は、前期比3.1%増の3億6200万円、パーソナルケア商品の売上高は同56.9%減の6億6600万円だった。NBで展開している健康食品の売り上げは、コロナ禍を背景とした健康志向の高まりを受け、好調に推移したとしている。
 一方で、化粧品については、国内免税品店での売り上げが大きく減少し、大幅な減収となった。エックスワンのヒト幹細胞化粧品は、コロナ以前、国内免税品店で販売され、訪日中国人客らに人気があった。
 22年の事業戦略についてエックスワンでは、オンラインセミナーの開催頻度を高め、新規会員の獲得を図るとしている。NBの事業を強化する一方で、百貨店への卸販売を強化する戦略も掲げている。ストリームと共同で新たなECサイトを立ち上げ、ウェブでの販売の強化も図る方針だ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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