スクロール/堀田会長が退任へ/5月下旬の株総終結時に

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堀田守氏

堀田守氏

 スクロールは3月12日、堀田守代表取締役会長CEOが退任すると発表した。鶴見知久代表取締役社長COOのもと、各事業のプレジデントによるセグメント経営の推進体制が整ってきたことから、堀田会長から退任の意向があったという。5月下旬開催予定の定時株主総会終結時をもって、退任する。
 堀田氏は07年4月、ムトウ(現スクロール)の代表権のある社長に就任。以来、09年にはスクロールに社名変更したほか、営業拠点を東京に集中、さらにM&Aによる業容の拡大などに取り組んできた。
 特にM&Aによるポートフォリオの再構築、物流・システム・オフィスの3大インフラの増強、コーポレートガバナンス体制の強化など、「DMC(ダイレクト・マーケティング・コングロマリット)複合通販企業戦略の推進」を掲げ、抜本的な経営改革に取り組んできた。
 また、次世代経営者の育成を最も重要な責務と認識し、後継者候補の育成も強化してきた。
 DMC複合通販企業戦略の第一次完成を経て、持続的成長に向けた新たなフェーズに移行してきたことから、5月下旬開催予定の定時株主総会終結時をもって、任期を満了する。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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