たにぐち/通販事業者に卸も/京野菜用いたせんべい開発

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む
堀川ごぼうを原料に製造した「堀川ごぼうえびせんべい」

堀川ごぼうを原料に製造した「堀川ごぼうえびせんべい」

 菓子の製造・販売を手掛けるたにぐち(本社京都府、谷口晴弥代表、(電)075―841―5530)は2月、京野菜ブランドの一つである堀川ごぼうを100%使用したせんべいを開発した。自社店舗やECサイトでの直販とともに、他の通販事業者への卸にも対応していく。
 開発したのは「堀川ごぼうえびせんべい」。堀川ごぼうは断面の直径が10センチ近くにもなる品種で、通常のゴボウより香りが豊かなことから1本3000円程度で取引されている。
 食物繊維やビタミンのほか、血糖値低下に効果があるとされているイヌリンが豊富に含まれているという。生産農家も限られている貴重な京野菜としても知られている。
 たにぐちは堀川ごぼうの生産農家である新田農園と契約を締結。同農園で生産される堀川ごぼう約1トンを確保した。これを「堀川ごぼうえびせんべい」に加工している。
 加工過程では、(1)ヘルシーなノンフライ製法(2)超薄焼きせんべい(3)香りを生かした仕上がり─などにこだわった。
 包装は箱タイプ(1枚5袋入り、432円)と袋タイプ(1枚12袋入り、756円=ともに税込)の2種類を用意している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ