アイビー化粧品 20年4―12月期/美顔器など好調も減収/売上高は13.2%減に

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 化粧品訪販のアイビー化粧品の20年4―12月期(第3四半期)の売上高は、前年同期比13.2%減の21億7800万円だった。主力のスキンケア製品や美顔器などの強化製品が純第3四半期(20年10―12月期)の売り上げを大きく支えた。ただ、コロナの影響を受けた20年4―9月期(第2四半期)の売り上げ減少をカバーするまでには至らなかったとしている。
 20年10―12月期(純第3四半期)の売上高は、前年同期比41.9%増となった。販売組織づくりを推進し、主力のスキンケア製品を使った新規顧客開拓を行った結果だとしている。
 同社の売り上げは毎年、販社が仕入れを行う、9月と3月に集中する傾向がある。そのため、純第3四半期の売り上げだけで、コロナ以降の減収分をカバーすることはできなかったという。
 同社の20年4―12月期の営業利益は、3億8700万円の赤字だった。主力の美容液「レッドパワーセラム」の4―9月期の売り上げが計画に届かなかったことが、原価率を押し上げる要因となり、利益の減少につながったとしている。原価率は、前年同期比で12.4ポイント上昇し、38.5%になったとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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