〈大丸松坂屋百貨店 千趣会〉 商品の相互販売を開始/提携第1弾として期間限定で

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J.フロントリテイリング傘下の大丸松坂屋百貨店と千趣会は7月1日、両社の取扱商品の相互販売を開始した。まずは大丸松坂屋の店頭で千趣会のプライベートブランド(PB=自主企画)商品を販売。同8日からは、大丸松坂屋百貨店のPB商品を含む取扱商品を千趣会のECサイト「ベルメゾンネット」で販売する。ひとまず、期間限定で試験販売を行うという。資本提携に基づく事業の第1弾として相互販売を開始することにより、シナジー効果を早期に実現したい考えだ。
 両社のPB商品の中からそれぞれの販売チャネルのターゲットに見合った商品を取り扱う。大丸松坂屋の店頭では、千趣会のPBの中から、婦人靴ブランド「べネビス」や、婦人服、子ども服、家具・インテリア雑貨の販売を開始した。家具・インテリア雑貨は大丸松坂屋の既存商品よりも比較的安いため、定価で販売するが、それ以外は夏のセールに合わせて3~5割引で販売する。
 「ベルメゾンネット」では、大丸松坂屋百貨店がPB商品として展開している婦人靴ブランドの「1717」や、婦人服ブランドの「ソフール」、紳士向けワイシャツブランドの「カミチッシマ」などを販売する。大丸松坂屋の商品はすべて3~5割引で販売する予定だ。
 J.フロントリテイリングと千趣会は4月に資本業務提携を締結後、業務提携推進委員会を設置。提携によるシナジー効果発揮を目指し、議論を進めてきた。今回の試験販売の結果を検証し、本格的な相互販売における商品選定や、新たなPB商品の開発に生かしていく。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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