ダスキン/マットパイルに高い除菌効果/事業所向けマットを刷新

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 ダスキンが展開するダストコントロール事業の事業所向け商品「吸塵・吸水マット」に用いているマットパイル(繊維)について、一般財団法人日本繊維製品品質技術センターの抗ウイルス性試験(JIS L 1922)で、マットパイル上に付着したウイルスが99.9%減少することを確認したと発表した。
 ダスキンでは、目に見えない衛生リスクと不安に対応することを目的に、商品に使用している吸着剤を改良し、対象商品の「抗菌性能」に加え、「抗ウイルス性能」を追加した。
 リニューアルした「吸塵・吸水マット」のマットパイル(繊維)に関して直接試験を行ったものではないが、試験管内で試験を実施したものだという。ウイルスとして「エンベロープタイプのウイルス1種」を、ウイルス力価(感染価)測定法「プラーク測定法」で試験した。
 2時間テストした結果、靴裏に付着したホコリを除去し、除去したホコリの中のウイルスを一定数減少させることが商品自体に期待できたという。事業所の入り口にマットを敷くことで、施設内に持ち込まれるホコリを減らし、足元から施設内の衛生対策が期待できる。
 ダスキンは、1963年から水を使わずホコリを除去するダストコントロール事業を開始して以来、マットやモップなどの清掃関連商品に使用する素材、吸着剤などを独自に研究開発してきた。「社会の変化と衛生に関するお客様のニーズにお応えできるよう研究を進め、新しい衛生商品の開発にも着手したい」(広報)と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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