千趣会 20年12月期/通販は10%の増収/年間71万人の新規顧客獲得

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 千趣会が2月12日に発表した20年12月期連結業績によると、通販事業の売上高は前期比10.1%増の674億6500万円だった。休眠顧客に対するアプローチを積極展開した結果、継続・復活会員数は前期比40万9000人の増加となった。新規購入会員数は年間71万4000人となり、通販事業の増収に貢献した。
 通販事業の売上高は、前期比61億6400万円の増加だった。売上原価率は50.2%で同1.9ポイント改善。販管費は同7億7500万円増加したが、営業利益は26億2400万円(前期は8億500万円の損失)となった。
 当期は通販事業の再建に向け、会員基盤の再構築に取り組んだ。一定期間購入がない顧客に、DMなどで積極的にアプローチを展開。復活会員数の増加につなげた。過去に一度購入のあった顧客には、アプローチ内容を検討。継続購入を喚起した。
 売上総利益率の改善に向けたオペレーション改革にも取り組んだ。売上高、原価率、仕入れ、在庫を連動させた調達の徹底で、在庫の最適化を実現。仕入れ先との関係性強化により、商品原価率の継続的低減に取り組んだ。それによって、18年12月期は38.9%だった売上総利益率が、20年12月期は49.8%に改善している。
 連結売上高は前期比6.6%減の832億8600万円だった。通販事業および他社通販支援の法人事業は前期比増収を計上。しかし、子会社のディアーズブレインが手掛けるブライダル事業が、新型コロナウイルスの影響で挙式や披露宴が延期。ブライダル事業の売上高は同59.4%の減少だった。

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