大都 20年12月期/28%増の大幅増収/「ECの原点に立ち戻った」

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山田岳人社長

 DIY用品のECサイト「DIY FACTORY」を運営する大都(本社大阪府、山田岳人社長)の20年12月期の売上高は、前期比27・6%増の54億5000万円となった。コロナ禍の巣ごもり消費で、DIY用品の需要が高まり、売り上げが増加した。ECモールのレビューの改善など、「ECの原点に立ち返った」(山田社長)ことも、大幅増収の要因になったとしている。
 巣ごもり消費によるDIY用品の需要の増加は、20年4月ごろから顕在化したという。外出自粛の影響で、自宅で余暇を過ごす人が増え、「DIYをやってみたい」という初心者の市場が拡大したのだとしている。
 「DIY FACTORY」では、外壁塗装用のしっくいや、庭の手入れをするためのガーデンシュレッダーがよく売れたという。ガーデンシュレッダーは、1台3万円ほどするが、年間で約1100台売れたとしている。
 DIY用品の需要の増加に合わせ、さらなるEC強化にかじを切ったことも奏功したという。それまで同社の楽天市場の店舗で増えていた、★1~2のレビューの件数を減らすことに注力した。★1~2のレビューで書き込みがあった、「納期」や「品ぞろえ」「価格」などについての課題の改善に徹底して取り組んだとしている。
 結果的に大都は、21年1月に、楽天の「ショップ・オブ・ザ・イヤー2020」のジャンル大賞を受賞するなど、EC事業で大きな成果を生むことができたという。
 大都は21年、これまで外部に委託してきた物流業務を、一部自社化する方針だ。すでに東京・大阪にそれぞれ物流拠点を設けており、3月に稼働する予定だとしている。近い将来発生する受注を予測し、あらかじめ商品在庫を確保する仕組みを導入することも検討しているという。将来的には、倉庫内物流ロボットの導入も構想しているということだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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