ECMSジャパン/国際宅配便の新サービス/料金は外資系クーリエの5分の1

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 ECMSジャパン(本社東京都、小松英樹社長)は1月22日、小口貨物に特化した格安な国際宅配便サービス「ECMSスタンダードエクスプレス」の提供を開始した。契約のない企業でも手軽に利用でき、料金は外資系クーリエの5分の1ほど。越境EC事業者が使いやすいサービスとして利用促進を図る。
 「ECMSスタンダードエクスプレス」は、国内での集荷から、海外の目的地への配達完了まで行う。個人・企業を問わず、誰でもすぐに利用することができ、ウェブ上で出荷申し込みから、クレジットカード決済による輸送料金の支払いまでを完結できる。
 発送可能国・地域は、中国、台湾、香港、韓国、シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、米国。
 同社はこれまで、主に越境ECで販売を行う企業向けの国際宅配便サービスを展開してきた。新型コロナウイルスの感染が拡大する中、国際航空貨物輸送の輸送力が低下したことで、個人や少量・不定期に出荷する企業からも国際宅配便に関する問い合わせが増えていた。多くの個人・企業の要望に応えるため、サービス開発に至ったという。
 今後は路線の拡大や配達日数の短縮など、サービスの拡充に向けて取り組みを進め、より多くの顧客に利用されるサービスを目指す考えだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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