東洋新薬/「血管の柔軟性」で初届出/「フラバンジェノール」の機能性表示食品

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 健康食品・化粧品の総合受託メーカーである東洋新薬(本社福岡県、本部佐賀県、服部利光社長、(電)0942―81―3555)はこのほど、「血管の柔軟性(血管を締め付けた後の血管の拡張度)維持に役立つ」機能を表示する機能性表示食品の届け出が、20年12月21日付で公開されたと発表した。「血管の柔軟性維持」をうたう機能性表示食品は業界初。機能性関与成分は、松樹皮抽出物「フラバンジェノール」に含有される「プロシアニジンB1及びB3」だ。
 「フラバンジェノール」は、フランス南西部ランド地方の海岸松の樹皮から抽出される松樹皮エキス。ビタミンCの約600倍という高い抗酸化作用を持つ。美容・血流改善などに優れた作用を発揮する素材として知られている。
 今回、公開されたのは、東洋新薬の、タブレットタイプの機能性表示食品「プロシアニジン」の届け出。「本品には、プロシアニジンB1及びB3が含まれるので、加齢とともに低下する血管の柔軟性(血管を締め付けた後の血管の拡張度)維持に役立つ機能があります」と機能性を表示している。
 フラバンジェノールについてはこれまで、「悪玉(LDL)コレステロールを下げる機能」を表示する機能性表示食品が多数誕生していた。新規ヘルスクレームが可能になったことから、フラバンジェノールの注目度はさらに高まりそうだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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