ペレ・グレイス/小売り、ウェブ活用で組織拡大/21年上半期の事業計画を発表

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佐藤知己社長(写真右)と佐藤永次副社長

佐藤知己社長(写真右)と佐藤永次副社長

 ペレ・グレイス(本社東京都、佐藤知己社長)は21年1~6月(上半期)の事業戦略の一つとして、サロンなど実店舗を持つ会員が製品を仕入れて一般消費者に小売りができる制度の導入や、一定のタイトル保持者と本社スタッフで構成する「ボードメンバー」を始める。ウェブマーケティングを積極化することで、非会員との接点を増やし、会員のリクルート支援につなげる。23年3月期の米国事業を含めたグローバル売上高50億円の達成を目指す。20年12月19日にオンラインで開催した「ペレ・グレイスアワード2020」で明らかにした。
 21年1月からサロンなど店舗を経営する会員が製品を仕入れて小売りできる「店舗販売制度」を導入する。店舗に来店する顧客を持つ会員が同制度を活用することで、顧客接点の拡大を狙う。
 2月には一定のタイトル保持者と本社メンバーで構成する「ボードメンバー」を立ち上げる。会員の意見を本社が吸い上げ、会員サービス向上につなげる。
 サプリメント「インナーグレイス『スキンエリクサー』」の研究所ツアーの開催も予定する。
 従来のペレズラボシリーズを「HOKULEA(ホクレア)」シリーズとして3月に刷新する。同シリーズのブランディングを強化するため、社内外の20代の人材を積極登用して「ウェブマーケティング・プロフェッショナルチーム」を発足。非会員への認知を高めることで接点を広げ、リクルート支援につなげる。従来の「ペレズラボシリーズ」は、ボードメンバーからの要望を踏まえ、新たなコンセプトを構築して製品開発を進める。
 3月に「春のペレズフェア」、4月には総会の開催、6月には「ハワイ研修旅行」を計画していることを明らかにした。ハワイ研修旅行では主力製品の美容液「マヒナ」をリニューアル発表する。


■最高タイトル者が誕生

 20年12月19日に「ペレ・グレイスアワード2020」をオンラインで開催。最高タイトルである「プレジデントグレイス」の達成者が誕生したことを報告した。
 佐藤社長は冒頭のあいさつで「大きな力に守られているような気がしている。大きな出来事があったにも関わらず、乗り越えることができた。当社にやらなくてはいけないことがあるということだ。この場をお借りして皆さまに感謝を申し上げたい。来年以降も飛躍を遂げていきたい」と話した。
 本社と事務局で選ぶ「勝手にアワード」を開催。「グッドボイス賞」「お元気de賞」「商品サンプル貸出依頼NO1賞」などの受賞者を表彰。「オートシップ継続賞」(162カ月連続購入)では5人受賞した。PIO―NETの相談件数が年間3件のみだったことから、全会員に「コンプライアンス賞」を表彰した。
 20年11月8日から全国各地で実施している移動型の体験イベント「ペレズフェア」が全国9カ所で計1184人が来場したことを報告した。「さらにクリスマス限定の「HOKUREAセット」を期間・数量限定で発売するとした。
 佐藤永次副社長は「20年は当社にとって大きな試練だった。会員の皆さまから頂いた励ましもあり、ピンチをチャンスに乗り越えることができた」と振り返った。また「ペレズフェアを通じて組織力を高めることもできた。21年はダブルワークの必要性や人とのつながりが重要になってくる。当社のビジネスが社会に必要とされるために、業界で新しい価値観を作り上げていけるような組織を目指していきたい」と話した。
 オンラインイベントでは、トップリーダーによるスピーチのほか、タイトル表彰式が行われた。

オンラインアワードの様子

オンラインアワードの様子

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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