アイケイ 20年6―11月期/BtoC売上が55%増/テレビ通販が増収をけん引

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 アイケイが1月13日に発表した20年6―11月期(中間期)におけるBtoC事業の売上高は、前年同期比54.8%増の49億8900万円となった。テレビショッピングにおいて「スピードヒート温熱ベスト」や、場所に合わせて8通りに変化する脚立「ステップエイト」、自動で膨らむベッド「エアーヨーン」などがヒット商品となり増収をけん引した。
 テレビショッピングやECなどのBtoC事業は、子会社のプライムダイレクト(本社愛知県、長野庄吾社長)が手掛けている。BtoC事業の売上高は全体の45.0%を占めており、そのうち36%がテレビによる売り上げとなっている。BtoC事業の営業利益は、前年同期比79.2%増の3億6400万円だった。
 アイケイが手掛ける生協ルートや通販事業者への商品供給であるBtoBtoC事業の売上高は、同8.2%増の59億2000万円だった。生協ルートおよび通販ルートにおいて、食品類の売上高が順調に推移した。BtoBtoC事業の営業利益は同1億3200万円(前年同期は2400万円の営業損失)だった。
 中間期の連結業績は売上高が同25.9%増の110億9100万円、営業利益は同193.4%増の5億3400万円、経常利益は同195.3%増の5億3400万円、四半期純利益は同194.6%増の3億2300万円だった。
 売上総利益率は52.6%となり前期比4.9ポイント改善した。BtoC事業の主力商品はPB商品のため、BtoC事業の売上高構成比が向上したことから売上原価の改善が影響したと見られる。売上高販管費率は47.8%で同2.2ポイント悪化した。
 通期連携業績予想は、売上高が前期比7.4%増の198億4600万円、営業利益は同36.3%増の8億400万円、経常利益は同30.0%増の8億1000万円、当期純利益は同31.8%増の5億600万円。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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