【ネットワークビジネス主宰企業〈2020年〉売上高ランキング】 大手は回復傾向、中小の躍進際立つ/124社の合計売上高は6206億円に

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 本紙調査をもとに集計したネットワークビジネス(NB)主宰企業124社の合計売上高は6206億7400万円だった。前年と比較可能な50社で算出した成長率は、マイナス0.2%だが、上位100社の合計売上高は前年より22億5700万円増の6128億8100万円となった。
 業界首位は日本アムウェイ。年商100億円を超える大手企業で増収だったのは、セプテムプロダクツで、ニュースキンジャパン、ナチュラリープラスが増収に転じている。ノエビアは前期比13%の減収に転じた。フォーデイズは減収となるも、化粧品の売上高は前期比6.3%増の60億5500万円と好調だった。
 124社中29社が増収となり、そのうち15社が2桁増収を達成している。年商50億~100億円の中堅企業を見ると、ニナファームジャポンがNB事業開始から13期連続での増収となった。
 特に中小規模のNB企業の成長が著しい。年商10億円以下の企業52社のうち、13社が増収となっている。DAIYAMONDLIFE(ダイヤモンドライフ)の20年5月期の売上高は前期比62.5%増の8億5800万円。コロナ禍で副業の需要が拡大する中で、セミナーの参加者が会員登録すると、NBとは別にコミッションを得られる「プレゼンターボーナス」などの仕組みが功を奏し成長を続けている。
 増収率第2位のリフウェルは20年5月期の売上高が前期比50.4%増の8億9200万円となった。20年5月期も主力製品「カラダリケア」は好調だったものの、コロナ禍のよる影響で、製品セミナーなどが中止になり会員のビジネス活動がストップしたことにより成長率は前期よりも低くなった。
 以前のように、大規模セミナーを開催するのは難しいが、健康と副業の需要は伸長しており、NBの市場はまだまだ成長しそうだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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