【無店舗販売企業 売上高調査】 上位50社中8社が2桁増収/アマゾン、ユニクロが市場をけん引

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 日本流通産業新聞はこのほど、無店舗販売企業の売上高(19年10月―20年9月の間に迎えた決算期が対象)を調査し、通販520社、訪販265社をランキングにした。無店舗販売企業の上位50社の合計売上高は、6兆1232億200万円となった。上位50社中8社で2桁増収が確認された。
 増収が確認できた企業は50社中19社だった。アマゾン(前期比15.7%)やユニクロ(同29.3%増)といった大手通販事業の増収が、市場をけん引している。増収率1位は、ビックカメラだった。コロナ禍での「巣ごもり」需要が家電でのネット販売を促した。
 アスクルや大塚商会といったBtoB通販大手がそろって増収していることから、BtoB通販市場も引き続き堅調に成長していることが分かる。
 一方で、減収が確認できた企業は50社中12社だった。千趣会をはじめとした老舗通販企業の減収が目立った。
 訪販では、最大手ポーラが減収となった。宅配水業界で急成長しているプレミアムウォーターホールディングスは19年度に続き、上位50社にランクインした。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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