タキイ種苗/巣ごもりで通販伸長/中間期前年売上超えに

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月刊誌「はなとやさい」

月刊誌「はなとやさい」

 タキイ種苗(本社京都府、瀧井傳一社長)の通販事業が好調だ。「巣ごもり需要」を受け、家庭菜園を始める人が増えて20年5―10月期(中間期)は全ての月で前年同月実績を上回ったという。
 新規会員の獲得に向けて、新聞への広告出稿や雑誌などへの同梱チラシでカタログ請求を促した。自宅で過ごす時間が増えた人と、媒体で接点を増やせたことから、カタログ請求者数と新規会員はともに前年実績を上回っている。
 約8~9万人いる年間2400円の有料会員組織「タキイ友の会」の中心は50~70代で、はがきやFAXによる注文が多いという。友の会会員に対しては、月刊誌「はなとやさい」を配布しているほか、配送料が無料になるなどの特典を付与。既存会員も徐々にスマホ注文に移行しているという。
 19年秋にリニューアルしたECサイトは、スマホでの買いやすさを改善し、若年層の流入増加につなげた。
 リニューアルを機にツイッターを開始したほか、このほどインスタグラムで「タネのタキイ親子部」を開始し、若年層の開拓を強化する。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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