大幸薬品/国内とトルコに子会社設立/「クレベリン」需要拡大へ

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 大幸薬品は11月20日、日本国内とトルコに子会社を設立すると発表した。衛生管理用品「クレベリン」の販路拡大につなげる考え。
 コロナ禍において、同社の感染管理事業部門が取り扱う「クレベリン」の引き合いが強まっている。国内外でさらなる需要拡大を見込む。今年4月以降に行った台湾、中国の子会社設立に続き、「クレベリン」による感染対策を推し進める。
 国内に設立する子会社は、「大幸薬品インターナショナル株式会社」で、グローバル展開の強化を進める。欧州など新規開拓地域の統括機能を持たせ、事業開発に係るノウハウやグローバル人材を育成する。
 トルコに設立する法人は、現地でマーケティングを行うほか、販売機能を持たせる。トルコでの販売認可取得に取り組み、将来的には店販やECによる販売を計画する。「販売認可は来年中には取得したい」(広報)考え。
 トルコの法人では、中東など隣接する周辺国でのパートナーの開拓や市場調査なども実施していくという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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