カタログハウス(本社東京都、松尾隆久社長)が10月に行った、通販サイトのリニューアルが好評だ。リニューアル後、1カ月間の状況によると、PV数はリニューアル前の1.5倍に拡大、サイト来訪者による売上高は同1.3倍ほどに高まっている。毎日サイトに訪れてもらうためのコンテンツの充実や、認知症予防に効果が見込めるコンテンツが、購入実績顧客から支持を集めているようだ。
通販サイト「8時だよ!通販生活」をリニューアルしたのは10月12日だ。同社が発行する通販雑誌「通販生活」冬号の発行に合わせてリニューアルを実施した。冬号では表紙の折り返しを使った4ページ分をサイトリニューアルの説明に充てている。
サイトリニューアルを行った理由は、「8時だよ!通販生活」独自の媒体性や、「通販生活」とは異なる媒体として、買い物を含めて顧客に楽しんでもらうことを意識したためだ。
特に意識したのは、顧客が毎日訪れるサイト作りを目指した点だ。それまでの通販サイトは受注手段の一つという役割で、年3回発行する「通販生活」の端境期は、顧客とのコミュニケーションが希薄化していたからだ。
次の「通販生活」が発行するまでの顧客とのコミュニケーションを維持する目的で、コンテンツの内容を工夫した。コンテンツ面で参考にしたのは、食品の定期購入者に配布している冊子「月刊益軒(えっけん)さん」だ。
(続きは、「日本流通産業新聞」11月26日号で)
カタログハウス/PV数は1.5倍/サイトリニューアルが好評
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