ベルーナ／「神戸レタス」を買収／Ｃチャンネルから１６．５億円で

　ベルーナは１０月２１日、ファッションＥＣサイト「神戸レタス」を運営するマキシムの全株式を動画メディア運営のＣ　ｃｈａｎｎｅｌ（Ｃチャンネル）から取得すると発表した。ＥＣノウハウを吸収し、若年層顧客の開拓をさらに強化する。１０月２２日に株式譲渡契約を締結し、１１月２４日に株式を取得する。株式の取得総額は１６億５０００万円。
　マキシムは自社ブランドを中心に複数ブランドを保有するアパレル企業であり、自社サイトやＥＣモールで高い販売力を築いている。マキシムは１７年４月、Ｃチャンネルのグループ会社になっていた。マキシムの２０年３月期売上高は、前期比１５．４％増の５６億７０４１万円だった。
　大手ＥＣモールで数多くの受賞歴を持っているが、近年はインフルエンサー戦略を主軸とした自社サイトへの集客に注力し、業績を拡大している。
　ベルーナは総合通販事業を展開しているが、近年はＥＣの強化を図っている。ＳＮＳやインフルエンサーマーケティングを駆使し、若年層の顧客開拓にも注力してきた。
　マキシムを子会社化することで、商品開発ノウハウやマーケティングノウハウ、顧客基盤の相互活用などを通じて、両社の成長をさらに促進できると判断した。