アイスタイル/中国直輸出企画を開始/国内倉庫から直接中国へ

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吉松徹郎代表取締役社長兼CEO

吉松徹郎代表取締役社長兼CEO

 アイスタイルは10月16日、日本の化粧品ブランドの中国市場進出を支援する「Tmall Global(T―モールグローバル)×@cosme(アットコスメ)中国直輸出プロジェクト」を開始すると発表した。越境EC進出に必要とされてきた投資面などで参入障壁を下げ、テストマーケティングを可能とする。化粧品ブランドは、在庫を抱えるリスクや販促費を抑え、少ない在庫から中国市場に進出できる。
 倉庫の利用料は90日間無料。輸出作業の代行、販促施策として継続的なライブコマースを実施するなど、市場参入をアイスタイルが包括的にサポートする。
 プロジェクトはアリババグループと協業して行う。日本国内の倉庫から直接中国の生活者に商品を届ける仕組みを確立し、「アリババグループが運営する越境ECモール「T―モールグローバル」の専用ページ「Tmall Global(天猫国際)日本直送@cosmeモール」で販売する。同じくアリババグループの越境ECモール「KAOLA(コアラ)」にも「@cosme」の直送店舗を出店する。
 プロジェクトの立ち上げには、昨年1月に中国政府が施行した中国電子商取引法の影響によるインバウンドバイヤーの減少や、コロナ禍によるインバウンド需要の激減が背景にある。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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