【食品宅配売上高ランキング】 〈「生鮮品宅配」注目企業〉エスエルクリエーションズ/「ジーズメニュー」販売が好調/百貨店向け卸でも接点広げ

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レンジ調理や湯せん、解凍するだけで食べられる簡便性に加え、使用する素材や製法にこだわった新ブランド「ジーズメニュー」

レンジ調理や湯せん、解凍するだけで食べられる簡便性に加え、使用する素材や製法にこだわった新ブランド「ジーズメニュー」

 冷凍食品を主力に食品宅配を手掛ける、SLCreations(エスエルクリエーションズ、旧シュガーレディ本社、本社東京都)は、食材にこだわった高級ブランド「Z’sMENU(ジーズメニュー)」の販売が好調だ。販売員「シュガーレディ(SL)」による食品宅配のほか、自社の通信販売、兵庫県芦屋市と東京・六本木の店舗「グランドフードホール」で今年4月から販売している。初年度売り上げ3億円を目指す。
 新ブランド「ジーズメニュー」は、創業以来50年間に渡って培った冷凍加工技術を駆使し、「日本一安心・安全でおいしい究極の冷凍食品を目指した」(広報)。レンジ調理や湯せん、解凍するだけで食べられる簡便性に加え、使用する素材や製法にこだわった。
 ブランド名は、アルファベットの最後となるZに先は存在しないことに由来し、「至高」という意味を込めた。グランドフードホール社長の岩城紀子氏が70品全ての監修を手掛けたという。
 販路は、販売員による宅配や通販に加え、六本木ヒルズに構える「グランドフードホール」でも販売。「主要都市の百貨店や、他社の通販カタログからの販売展開も考えている」(広報)としている。
 外出自粛を余儀なくされる中で、自宅でいいものを食べたいというニーズにマッチし、販売の出足は好調だ。兵庫県芦屋市に構えるセレクトショップの「グランドフードホール」でも販売を始め、メディア露出も増えた。
 月刊誌「婦人画報」を出版するハースト婦人画報社の、食品通販サイト「婦人画報のお取り寄せ」でも販売を開始。
 今後は百貨店、外商顧客のギフトカタログで販売するほか、お歳暮のカタログでも紹介していく。
 欧州をはじめ海外からの商談もあり、さまざまな販路を広げることで消費者との接点を広げ、自社の通販や宅配の利用につなげていく。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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