【本紙調査 無店舗販売 食品売上高ランキング】 上位50社合計売上高は5898億円超

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 日本流通産業新聞社はこのほど、食品通販や食品宅配を手掛ける企業を対象にした「無店舗販売 食品売上高ランキング〈2020年版〉」をまとめた。上位50社の合計売上高は5898億9300万円だった。前年同期調査の上位50社合計値より191億円増加した。
 ランキング上位では、「ミールキット」の販売が好調なオイシックス・ラ・大地が展開する「Oisix」、ワインや高齢者向け総菜も取り扱う総合通販のベルーナが売り上げを伸長。シニアライフクリエイトやシルバーライフといった高齢者向け宅配企業が2桁増収となり、食文化、テレビ東京ダイレクト、おせち通販のスカイネットなども順調だった。
 ランキング1位は「ミールキット」を販売するヨシケイ開発だった。全国65のフランチャイジー(FC)を抱え、FC合計の売上高は800億円となった。19年9月から20年8月までの間にミールキットの販売数が1億3000万食を突破し、業界をけん引。生活協同組合を除いて業界トップを維持した。
 2位のアマゾンは、生鮮食品のECサービス「Amazonフレッシュ」を含めた食品の売上高で、前期と横ばいの500億円(本紙推定)とした。
 通販では8位のベルーナの食品売り上げが前期比6.0%増の186億1200万円となった。
 高齢者向けの弁当・総菜宅配を手掛ける通販・食品宅配企業も増収が目立った。FC展開するシニアライフクリエイトやシルバーライフなどは、加盟店が順調に増えたことも増収要因となった。

(続きは、「日本流通産業新聞」10月8日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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