京都きもの友禅 20年4―6月期/和装関連、76%減に/コロナで催事中止が影響

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 京都きもの友禅の20年4―6月期(第1四半期)における和装関連事業の受注高は、新型コロナウイルスの影響で臨時休業したことに伴い、前年同期比76.0%減の6億4000万円だった。
 主力の「振袖」の販売やレンタルは、店舗を臨時休業したことに伴い受注高は同60.1%減だった。また、既存顧客を対象にした「一般呉服」は、展示会販売(催事)を中止したため、受注高は同82.6%だった。
 売り上げ総利益率は前年同期と比べ0.4ポイント低下し、61.2%だった。
 販管費は、広告や販促経費を抑制し経費全般を削減。臨時休業期間中に発生した費用(人件費、店舗家賃、催事中止費用等)を特別損失として計上したため、販管費は9億7700万円減少。売上高が減少したため、対売上高比では23.6ポイント上昇した。
 この結果、和装関連事業の営業損失は1億9500万円(前年同期は営業損失4500万円)だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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