三和ペイント 20年中間期/売上高12%の減少に/第3四半期は回復見込む

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 外壁塗装のテレアポ訪販を行う三和ペイント(本社大阪府、木原史貴社長)の19年12月―20年5月期(中間期)の売上高は、前期比12%減の14億8000万円となった。新型コロナウイルスの感染拡大により、今年3月から5月にかけて、アポイント数が減少したことで減収した。
 感染拡大が本格化した3~5月にかけて、経済活動全体が停滞したことが大きな影響を与えている。経営企画室の岡部藤祐室長は、「12%という数値はそのままアポイント数の減少を反映した形となった」と話している。
 今年7月度の売り上げは、6月から8月まで実施した無金利キャンペーンが功を奏し、前年同月比10%増に転じた。8月度の業績は、前年と同等の着地を見通している。
 19年12月―20年8月期(第3四半期)も、前期の実績に追いつき、回復するものと見込んでいる。
 「アポイント後の成約率も61.2%を維持し、緊急事態宣言が解除されたことで経済活動を再開する動きが目立ち、アポイント数も増え始めており、業績は回復傾向にある」(同)としている。
 今年4月から6月にかけて、ブランディング策として北陸地方でテレビCMを放送し、その効果も少しずつ出ると予想している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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