ティーライフ 20年7月期/業績を上方修正/売上高100億円超に

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西上節也社長

西上節也社長

 ティーライフは8月27日、20年7月期の業績予想の上方修正を発表した。売上高は当初予想比12.8%増の105億7700万円に修正。コロナ禍で巣ごもり需要が拡大する中、ECやテレビショッピングの販売が拡大した。
 8月1日付で、代表取締役社長に就任した西上節也氏は本紙のインタビュー取材で「巣ごもり需要が高まったことで、ネット通販を中心に売り上げは伸びている。EC販売を強化するために当社でもデジタルシフトを進めたり、テレワークの体制を整えた。最近では、新茶や、グループ会社のライフイットが扱う家具の売れ行きが良かった」と話していた。
 テレビショッピング向けの卸売についても、「卸売事業ではリアル店舗向けがかなりダメージを受けたが、同じくグループ会社のアペックスが扱うテレビショッピング向け商材はすごく伸びた」(西上社長)と紹介していた。
 新規取得した掛川センターも収益拡大に貢献した。物流についても「静岡・袋井の物流センターに加えて、掛川の物流センターもほぼ満床となっている。倉庫の賃貸だけでなく、3PLの依頼も増えている。静岡という地の利を生かし、北海道や九州の会社が、首都圏へのリードタイムを短縮するための倉庫需要を捉えている」(同)と話していた。
 営業利益は同34.8%増の4億9600万円、経常利益は同41.5%増の5億2500万円、当期純利益は同57.8%増の4億1900万円に修正した。
 新規顧客開拓を目的とした広告宣伝費の運用見直しや、グループ内での出荷機能の集約による物流コストの圧縮により、販売費や一般管理費が計画を下回ったという。
 期末配当予想も修正しており、前回予想では1株当たり10円だったが、今回20円に増配している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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