コパ・コーポレーション 20年4―6月期/売上高は38%増/TV通販向け販売が拡大

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 コパ・コーポレーションが8月14日に発表した20年4―6月期(第1四半期)の売上高は、前年同期比38.4%増の19億1300万円だった。テレビ通販番組運営会社への卸を含めたTV通販の売上高が拡大したほか、インターネット通販の売上高が2桁増となった。新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴う外出自粛要請により、巣ごもり消費が影響したと分析している。
 チャネル別の売上高は、TV通販が前年同期比69.1%増の10億7800万円、インターネット通販が同77.1%増の5億1300万円、量販店の店頭で販売するベンダー販売が同21.4%減の2億9100万円などとなっている。
 売上高構成比で見ると、TV通販が全体56.4%を占めた。インターネット通販は全体の26.8%となっており、TV通販とインターネット通販で全体の83.2%を占める結果となった。
 商品別では、濡らして振ると冷たくなるタオル「夢ゲンクールタオル」、耐圧分散効果がある「Gゼロクッション」、エアコン掃除用品「エアコンクリーナーAg消臭プラス」、ゴムを利用したピーリングタオル「ゴムポンつるつる」などが売り上げをけん引した。
 第1四半期の売上総利益率は34.3%で、前年同期比0.4ポイント改善。売上高販管費率は18.9%となり、同2.2ポイント悪化した。営業利益は同24.9%増の2億9600万円となった。
 株式交付費1000万円強を営業外費用に計上したため、経常利益は同22.9%増の2億8900万円、四半期純利益は同29.8%増となる2億円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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