【通販・通教・EC 2019年度 売上高ランキング〈トップ500〉】 〈上位500社売上高調査〉合計額は8.7兆円/実質伸び率は8.7%増に

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 日本流通産業新聞は7月、「通信販売・通信教育売上高調査〈夏季〉」を実施した。それによると、上位500社の合計売上高は8兆7423億2900万円となった。前年実績と比較可能な165社で算出した実質伸び率は、8.7%増だった。今年に入り新型コロナウイルスの影響を受けている通販事業者は少なくない。だが、昨年12月に実施した〈冬季〉調査は上位500社の合計売上高は、8兆3638億9500万円だったことから、通販市場は堅調に拡大していると見られる。(3~9面に関連記事)

 ランキング上位企業は、トップのアマゾンをはじめBtoB通販の売上高が堅調に推移するなど、ここ数年同様の傾向が続いている。BtoB通販の場合、事業者から安定した継続受注が見込まれるだけに、安定した売り上げ推移は想定できる。
 ただ、消費者を対象としたBtoC通販の場合は、通販事業者個々のプロモーションにおける取り組みが、売り上げを左右することになる。19年12月期の売上高が、前期比8.0%増の982億6600万円だったサントリーウエルネスは、潤沢な広告費を使ったプロモーションを継続し続けることで増収を維持している。
 サントリーウエルネスの19年12月期における商品原価率は20.3%。売上総利益率は79.7%で、売上高販管費率は67.6%を占めている。販管費の内訳は不明だが、テレビCMや新聞折り込チラシ、ウェブ広告などの出稿量からすると、かなりの広告費を投入していると見られる。

(続きは、「日本流通産業新聞」8月6日・13日合併号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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